屋根の部分。その上にベル型のチェディが作られている。
中間部分。穴があけられ、窓のようになっている。穴がなく、窓のような装飾をされていることもある。
台座の部分。幾重にも重なっている。
ワット・ロークモリー
ゲードガーオ王の遺骨を納めるために建てられた、プラサート型の大きなチェディ。14世紀ごろに建てられた。
ワット・チェンマン
象が取り囲む、スコータイ様式。
ワット・チェディルアン
プラサート型チェディで、象が回りを取り囲んでいる、スコータイ様式。
14世紀ごろの建立。
ワット・プオックホーン
丸い形。雲南様式またはパガン様式?
ワット・パーサック
(チェンセーン)
ワット・チェディリアム
四角錘のハリブンチャイ様式
上部にベルを伏せたような尖塔が乗っている。台座は円形と四角形の両方がある。
ワット・ウモーン
ワット・ウモーンのチェディは他のランナー地域のチェディとは少し違っている。スコータイを経由したスコータイ様式だと考えられている。さらにパガン様式も見受けられる。14世紀ごろの建立。
ワット・セーンファン
以前はランナー式であったが、
現在はビルマ式になっている。
ワット・パーパオ
ワット・パーパオはタイヤイの人々の信仰を集めている。しかし、チェディの形はモーン様式で、ワット・ブパーラムやビルマの信仰を集めているワット・サーイムーンとも似通っている。
ワット・プラシンのウィハーンライカムの裏側にあるのがそれ。形などはプラサート型チェディとほとんど同じである。違いは、モンドップはさほど大きくなく、小さな仏像が納めらており、遺骨などは納められないことである。
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その仏塔をなんと呼ぶ
(No.46 June 2006)
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タイのお寺に特徴的なのは、仏塔。巨大なもの、黄金に輝くもの、様々な形があり、地方によってその様式も変わります。きれいだなー、で終わってもいいけれど、その形について、少しでも知識があるとまた別の側面が見えてきます。チェンマイとランナーに特徴的な仏塔について、少し学んでみませんか。
仏塔は、タイ語では一般的にチェディと呼ばれている。古代インドから伝わったもので、尊敬すべきものを安置する塔の意味を持つ。多くは円錐型であるが、地方によって様々な形がある。その建築美術をみれば、文化の移り変わりやその文化を運んできた人々の動きが見えてくる。タイの歴史を考えるうえで、チェディはとても大切な働きをしていると言える。
タイ国内のチェディは、仏陀の代わりとして、または仏舎利を納める場所として建てられている。チェディの内部は、仏舎利、その他価値あるもの、小さな仏像などが納められている。チェンマイ及び北部タイで見られるチェディの形は、大きく分けて次のようなものがある。
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プラタート・ハリブンチャイ(ランプーン)
寺院境内入り口にあった説明板より。チェディの内部を説明したもの。古い世代のチェディを包み込むように新しいものが建てられている。一番下にあるのは仏舎利。女性は、現在も仏塔の側に行くことはできない。この仏塔はベル型チェディ。
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◎プラサート型チェディ
特徴は、中間部分が方形となり、窓があけられていて、家のようになっていること。
窓の部分に仏像が納められていることも多い。その上が屋根のように幾重にも重なり、さらに尖塔が乗っている。 |
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◎ベル型チェディ
台座があり、その上にベルを伏せたような円錐形の尖塔があるのが特徴。
スリランカから伝わった形で、ランナー地域にはスコータイを通して伝わった。
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プラタート・ドイステープ
12角形の変形型のベル型チェディ。仏陀の遺骨または遺髪が納められている。13世紀ごろの建立。 |
◎モーン・ビルマ型チェディ
ビルマ様式のチェディ。18世紀後半、長年のビルマ支配から逃れ、チェンマイを再建するにあたり、カヴィラ王が各地から人々を移住させた際に、モーン族やタイヤイ族などのビルマからの移住者も含まれていた。これらビルマ系の人々が住んだ地域の寺院には、ビルマ様式のチェディが建てられた。また、商人として活躍したビルマ系の人々がビルマ様式のチェディをお寺に寄進した場合も多い。タイヤイ式にシン(獅子)が四方に座った様式も見受けられる。 |
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ワット・トンゴーク
(ウィアン・ターガーン)
もとはランナー式のチェディ。台座の部分がビルマ式に作りかえられているが、未完成である。14世紀から16世紀にかけて建てられた
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◎その他の形
■モンドップ
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ワット・グータオ
どのタイプにも属さない、
珍しいチェディ。 |

ワット・ジェットヨート
インドのブッダガヤのチェディを模した形。台座の上に7本の尖塔がある。
周りにつくられた天女の彫像は興味深い。 |
ドーグブアトゥーン型
チェンマイには二ヶ所。ワット・スアンドーグとワット・タートゥグラーンチェディ。スコータイから伝わったとされる。ワット・スアンドーグのものは形が変わってしまい、現在はみられない。 |

ワット・スワンドーグはスコータイから伝わった様式のチェディを持つ。尖塔だけが当時の形のままで、周りはランナー式に作りかえられている。 |

◎ワット・プラシーサンペット(アユタヤー)のベル型チェディ。 |

タム・メッカ・ストゥーパ(インド)
仏陀が教えを説いた場所とされている。
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◎プラーン型チェディ
シーサッチャナーラーイ(スコータイ)のワット・プラプラーン |

プラチェディ・シャウェーダゴン(ビルマ)
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アンコールワットのプラサート型チェディ |

ヴィエンチャン(ラオス)のワット・タートルアン
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プラタート・チェーヘーン(ナーン)
ベル型チェディ |

プラタート・チョーヘー(プレー)
ベル型チェディ
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仏塔を指す言葉
■サトゥープ(ストゥーパ)
サンスクリット語源。遺体を埋めた上につくる土盛の意味。現在は、尊敬すべき人の骨を納めた塔の意味。寺院に関係なく、個人の骨を納めたものもサトゥープと呼ばれる。北タイではグーと呼ばれることもある。
日本語では卒塔婆となり、五重塔なども卒塔婆にあたる。墓に奉納する板の卒塔婆は、五重塔をかたどったもの。また、「塔」の語源は卒塔婆である。
■チェディ
サンスクリット語源。尊敬すべき人、もの、場所を象徴し、祀ったもの。仏陀が何らかの活動を行った場所、仏陀の教え、僧侶や諸侯などを祀ったもの、また広義には、僧侶そのものもチェディである。タイでは、円錐形尖塔のある建築物として認識されており、地方によって様々な形がある。サトゥープに、仏や尊いものを意味する「プラ」をつけると、チェディと同義語となるとされる。
■プラ・サトゥープ・チェディ
仏舎利を納めた建造物。ランナーではプラタートと呼ばれることが多い。他地域では、プラボロマタート、プラマハータートなど。
■プラサート
柱や窓などがあり、まるで家のような建物の上に屋根と尖塔を乗せたもの。諸侯の居住地や宗教的な場所に建てられる。代表的なプラサートは、アンコールワット。なお、城の意味もある。
■プラーン
骨や価値あるもの、宗教的に重要なものを納めるプラサート型のサトゥープ。クメールまたはバラモン様式からきている、とうもろこし型の尖塔が特徴。
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