LANNA EXPLORER 日本語フリーコピー誌 on WEB

Intanon Nation Park

Back to Home

ウィアンクムカーム  ( ランナー王国黄金時代への扉 )
チェンセーン チェンセーン芸術発祥の歴史ある町
Suthep-Pui Nation park
ワット・チェディルアンの歴史

ウィアンターガーンへ行こう
ガムペーンペット

冬!ドイインタノンにて!

山の頂の町ドイ・メーサロン

冬!ドイインタノンにて!

 ドイ・インタノンは、海抜2,565メートル。ヒマラヤ山脈から続く山並みのはずれにある、タイで一番高い山です。山頂は、ジョムトン郡、サンパトーン郡、メーチェム郡にまたがっています。山頂まで立派な車道が建設されており、誰でも簡単なにタイ最高地点に立つことが出来ます。途中には大きな滝がいくつかあり、国立公園でありながらも人々の住む村もあり、キャンプ施設などもあります。山頂付近には、現国王と王妃のための大きな二つの仏塔が建てられています。
 昔、ドイイタノンは「ドイ・ルアン」又は「ドイ・アンガー」といいました。ドイ・ルアンとは、「大きな山」という意味で、ドイ・アンガーとは、昔、ガー(カラス)が沼に多く集まっていたので「ドイ・アーンガー(ガーの沼の山)」と呼ばれるようになったものです。
 チェンマイ第7代領主、プラジャオ・インターウィチャヤノンはこの山の森がとても好きでした。1897年に彼が亡くなったとき、娘のダラーラッサミー妃は、彼の遺骨をこの山の山頂に埋葬しました。人々も、インターウィチャヤノンを尊敬していましたから、これ以降、この山をドイ・インタノンと呼ぶようになったのです。
 山頂付近は年中涼しく、湿度が高い気候です。年間の最高気温は22℃、最低気温は−8℃、平均気温は12℃ほどです。植生も珍しいものがあり、この一帯は国立公園として保護されています。

 

チェンマイ市内から108号線を南下。ジョムトン郡に入る手前で右折して、ドイ・インタノン国立公園へ。チェンマイから分岐点まで約60km、分岐点から頂上までは約47キロメートル。分岐点から約8kmのところに国立公園入り口がある。入場料外国人200バーツ、車乗り入れ一台30バーツ。頂上まで車でまっすぐ上って約1時間。

Click to see bigmap

プラマハータート・ナパメータニドンと
プラマハータート・ナパポンプーミスィリ

長い名前ですが、これはドイ・インタノン頂上付近に立つ二つの仏塔の名前です。
プラマハータート・ナパメータニドンは、1987年に現国王の60歳の誕生日を祝って、空軍の指揮によって建てられたものです。幅50メートル、高さが60メートルで、茶色を基調にした色合いです。仏塔の中には仏の骨が納められており、内部にはインド式の白い仏像が安置されています。仏塔の回りの回廊には、クメール様式を思わせる壁画がタイルで描かれています。なお、建築所要日数360日、費用が4,500万バーツとなっています。
 もう一方のプラマハータート・ナパポンプーミスィリは、王妃のために建てられたものです。紫色を基調にした色合いで、幅が37メートル、高さが55メートルあります。こちらの完成は1992年となっています。こちらも仏塔の中には仏の骨が納められています。こちらには仏の立像が安置され、回廊には女性らしい柔らかな色彩の壁画が描かれています。建築所要日数は900日、費用はなんと一億3,500万バーツということです。
 このふたつの仏塔は、現在ドイ・インタノンの象徴となり、いつもたくさんの観光客で賑わっています。ここからの眺めはすばらしく、天候のよい11月から1月ごろまでは遠くの山並みまでよく見渡せます。なお、ここは冷たい風が吹きつけているので、いい天気であっても長袖をはおっていくことをお勧めします。8:00〜17:00 入場料10バーツ。

頂上

ビジターセンター、レーダーステーションなどがある。山の名前の由来となった、インタインタウィチャヤノン領主の墓周辺は簡単な遊歩道になっていて、木々の様子を眺めながら散策できる。30分ほどで歩けるアンガー自然道もあるので、ぜひ歩いてみたい。サンダル履きでも平気。

ビジターセンター:入り口すぐ左手にある。ドイ・インタノンの地図やパンフレットをくれる。ここからメーグラン滝へ降りることもできる。Tel:053-939906

国立公園事務所
地図、トレッキングの申し込み、宿泊の予約など、ここで行う。公園内のモン族やカレン族の村でホームステイができるということなので、事務所に問い合わせを。Tel : 053-355-728、268-566

メーグラン滝
近隣の人たちの憩いの場。滝というより川だが、ピクニック気分で涼んでいる人がたくさん。
ワチラタン滝
かなり水量のある滝。近くまで寄ると、水しぶきでびしょ濡れになってしまうほど。これだけの迫力のある滝は、タイでは珍しいのでは。記念撮影のときは気をつけて。
スリプーム滝
公園事務所手前を右手に曲がり、モン族の村の中を通っていく。こちらもかなりの高さのある滝で、迫力がある。
メーヤ滝
公園入り口手前を左に入る。100メートルほどの落差のある滝が、何段にも分かれて流れ落ちており、壮観。滝に入るには、国立公園の入場券が必要なので、先に山に登った人はチケットを無くさないように。先に滝を訪れた人は、ここで入場料を払い、公園入り口で提示する。

ギウメーパン自然道
 一般の登山道のないドイ・インタノンですが、森の中を歩くことの出来るコースがあります。仏塔を過ぎてもう少し上った右手に、ギウメーパンと名前のつけられた自然道があります。全行程約3キロ、所要時間2〜3時間のコースです。なお、このコースは11月から5月いっぱいまでの公開で、歩くときは国立公園事務所に申し込み、ガイドをつけなくてはなりません(ドイインタノン国立公園事務所:Tel 053-355-728、268-566)。

1,2 気温が低く、高湿度の気候なので、低い場所では見られない植物、動物が多く住んでいます。年間を通して雲がかぶっていることが多いので、パーメーク(雲の森)などと呼ばれています。澄んだ水にしか住めない動物も多く見られます。

3 このあたりには、カシの仲間の木が多く見られます。タイには、カシの仲間は4種類あると言われていますが、その4種類ともがここで見られます。カシの実は動物たちの貴重な食料になります。

4、このあたりまで来ると森が深くなり、日光の量が植物たちにとって十分ではありません。そこで、蔓性の植物が大きな木に絡まり、上へ上へと伸び、日差しを求めます。このあたりでは、蔓の巻きついた木がたくさん見られます。
5 尾根に出ます。風が強いので木が育たず、草原が広がっています。このあたりでは、運がよければ、タテガミカモシカの姿を見ることができるかもしれません。
6 狭くて急な尾根になってきます。まさに"ギウ(細い、狭い、小さい)"です。下方の谷間には、"ゲムノーイ"と呼ばれる奇岩が見えます。二股に分かれたこの岩は花崗岩で、約2億年前の地殻変動で地下から持ち上ったのものです。
7 グラーブパンピー
千年のバラ、という意味のこの花は、バラの仲間です。高所でしか見ることのできず、11月から1月の冬に赤い花を咲かせます。

 
メーチェムへ
 国立公園事務所を過ぎてしばらく行くと、チェックポイントが現れます。ここを過ぎるとすぐに左手に折れて1192号線に入ります。急カーブの連続で、車酔いする人にとってはちょっとつらいかもしれない道ですが、地元の人たちはかなりのスピードで走り抜けていてこれも怖い。山道を約1時間ほど走ると、メーチェムに到着。静かな山間の町ですが、独特の織物や昔ながらの社会が残っているということで、社会学者たちに注目されている町でもあります。人々も穏やかで優しく、ほっといやされるような町。

織物

 ワット・ヤーンルワン近くにあった織物の家、バーン・ターパー。軒先で織っている様子を、声をかけて見せてもらった。メーチェム独特文様を織り込んでいく刺繍織り、ティンジョグを織っている。スカートに仕立てて、高価なものでは2,000バーツ、安いもので700バーツほど。希望すれば、ホームステイも引き受けてくれるそう。詳しくは、ティンジョグ織りグループのウィライさんまで。053-485133。

ワット・ヤーンルワン

 本堂外壁に描かれた壁画が前衛的。本堂の様式は北タイ様式で、その対比がおもしろい。

ワット・パーデート

 小さなお寺だが、200年ほど前に建てられたというお堂と、内部の壁画がしっとりと美しい。まわりを田んぼに囲まれていて、寺院の壁の白さと田の緑のコントラストが印象的。11月になると、白と黄金色のコントラストになるだろう。

Top