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北タイの聖地とされる寺院。1383年にクーナ王の命で建立された。仏舎利を載せた白象がたどり着いたのがこの場所だったという伝説がある。シンボルともいえる黄金の仏塔は高さ24メートル。市街からも望むことができる。チェンマイに来たら一度は訪れたいお寺。寺院へは306段の階段を登っていく。ケーブルカーもあり。参拝料30バーツ。Suthep-Pui Nation park

(Vol.9 2003年5月号より )

 チェンマイのシンボルともいえる、ドイステープ。ドイとは山のことなので、ステープ山という意味になります。
 ドイステープは、その昔、チェンマイの街ができる以前から、先住民族のラワ族の人々の聖地でした。ステープの名前は、この山に住んでいたという仙人、スデーワ仙人(又はワーステープ仙人)の名前に由来します。ちなみにこの仙人は、ランプーンの街をつくった人だとされています。1300年代半ばに、クーナー王がワット・プラタートドイステープを建てる以前にすでに地元の人々によって仏塔らしきものが建てられていたという記録があります。1934年に高僧クルーバーシーウィチャイが指揮してワット・プラタートドイステープに続く大きな道(現在の車道)を作るまでは、人々は細い山道を登って寺院参拝をしていました。現在では、大きな車道がプーピン離宮まで続いていて誰でも気軽に山に登ることができるようになりました。しかし、毎年5月の仏日、ワン・ウィサカブーチャーの前日には、歩いてドイステープに登り、ワット・プラタートドイステープに参拝する行事が行われています

 


ドイステープを歩いてみよう

ドイステープへの道といえば、バスも登れる大きな道しかないと思っていませんか? ところが、森のなかを歩いて登れる道がちゃんとあるんです。

その1  ワット・ファイーイヒン〜ワット・パーラート
登山口は、チェンマイ大学の裏手、ワット・ファーイヒン横の道を300メートルほど登っていった所。
 この入り口から、いかにも山道という風情の細い道が森の中に続いています。最初からけっこうな急坂。普段運動不足なのでいきなり息があがってしまいました。道には落ち葉が降り積もっているので気を抜くと滑ってしまい、足元から目を離すことができません。無言のまま10分ほど登ってから、やっとまわりを見る余裕がでてきました。雰囲気は日本の一般的な山と変わりない感じ。でも見慣れない花が咲いていたりして、ここは熱帯の山なのだな、と改めて思いました。市街からやって来てまだ30分ほどしかたっていないのに、まわりは静寂。時おり鳥の鳴き声が聞こえたりする程度。蝶々がひらひらと目の前を飛んでいったりするのどかさ。

 登り始めて約1時間半。ワット・パーラートに到着。山の中の小さなこのお寺、ひなびた感じが日本人好み。小川の岸辺のがけ下には仏像が何体か安置されています。仏像は中国的な印象を受ける、不思議な感じのスタイル。もともとは精霊信仰の聖地だったのが、仏教がはいってきてから寺院に変わったということですが、それ以外の詳しいことはよくわかりませんでした。でも、一休みするには最適の静かな素敵なお寺です。
 ここから小川沿いにさらに上へ行く道があるのですが途中で消えてしまい、よくわかりません。一旦車道へ出て、車道を300メートルほど登り、車道沿いにある小さな滝、フワイ・パーラート滝からまた山道が続いています。この道を登っていくと、ワット・プラタートドイステープの下に出てくるらしいです。らしいです、というのも結構な急坂で、あっさり登るのを断念したからなのですが。

結局、ふもとからワット・パーラートまでの簡単お気楽ハイキングで終わった、ドイステープ登山でした。下りの山道はやはり落ち葉のせいで気が抜けませんでした・・・。全行程約2時間。普通と違うドイステープを経験したい人はぜひどうぞ。でもサンダル履きでは行かないでね。ほんとうに滑るから・・・。

 

タム・ルーシー
ワット・プラタートドイステープ、国立公園事務所、ハーブ園を通り過ぎた左手に、ちょっとした車寄せがあります。ここから下っていける山道が続いています。かなり急な山道で、しっかり足元をみて下っていかなくてはいけません。落ち葉も満載。標高が高くなっているからでしょう、ふもとの山道より木々が生い茂り、空気もひんやりしています。下ること約15分で崖下にでます。ちいさなせせらぎもあり、ちょっとした空間ができています。ここがタム・ルーシー。昔々にこの山に住んでいた、スデワという仙人がつくったという洞窟です。タム(洞窟)というにはあまりにも小さな洞穴で、小さな祠があるのみですが、森のなかにぽっかりと現れたこの洞穴、どこか神秘的です。

私達が行ったときは、旅のお坊さんが一人修行中でした。森の中の崖下に、黄色い袈裟をまとったお坊さんが瞑想している・・・。これだけでも神秘度アップですが、このお坊さんによると、この辺りには不思議な絵文字があちこちに描かれているというのです。すぐ近くの崖の上のほうにもありました。自然のものではない、人間の手による象形文字のような ものが。これは一体なんなのでし ょう。石器時代にこの山に住んで いた人が描いたものなのか、スデ ワ仙人が描いたものなのか。また、 この崖には財宝が隠してあるという言い伝えもあるとか。ね、なん だか不思議な場所でしょう。
  ここから更に山道を下っていくと、 ハーブ園にたどり着くそうです。

 

 

 


ドイステープ ネイチャー スタディーセンター
昨年12月にオープンしたばかりの自然博物館。タイ国内で発見された新種の動植物の展示、ドイステープ・プイ国立公園内に生息する動物、植物の展示など。子供の社会見学に利用されることが多いようだが、大人でも結構楽しめる。クーラーも効いていて快適。ドイ・ステープに行く前に寄ってみると、山を見る目が変わるかも。9:30〜17:00 大人20バーツ/子供10バーツ 月曜休館 

 

 


2モンタターン滝
入り口で入場料を払い、約2キロはいったところにやっと滝があらわれる。入場料があるせいか人はあまりおらず、静かで落ち着いている。三段に分かれている滝のうち、2段目の滝が幻想的な感じがしてなかなかきれい。ここから、ワット・プラタートドイステープの上にある、国立公園事務所まで山道を歩いて行くことができる。なお、キャンプ施設やバンガロー施設もある。利用する場合は国立公園事務所に事前予約を。入場料は、外国人200バーツ(!)、子供100バーツ、車持込30バーツ、バイク持込20バーツ。ちなみにタイ人の入場料は20バーツ。

 


ドイステープへの行き方

ドイ ステープへは、市内チャンプアック市場の前、チェンマイ大学正門前、動物園前などからソンテウがでています。いずれも乗合で6人〜8人ほど人が集まると出発します。ワット・プラタートドイステープまで片道一人30バーツほど。人が集まらないとこの料金が割高になります。ワット・プラタートドイステープ前にもたくさんのソンテウが客待ちをしています。
自分で車、バイクを運転して行くこともできますが、プーピン離宮から奥へ続く道は舗装されていなくてバイクだと少しつらいかも。
その他、各旅行代理店ではツアーが用意されています。ガイドさんを頼めば、詳しい説明を聞くことができます。

フアイゲーオ滝

クルーバーシーウィチャイ像の少し奥にある滝。市内から一番近く、手軽に行けるので、土曜日曜はピクニックする人たちでいっぱい。子供たちは水遊びもできます。

 

クルーバーシーウィチャイ銅像

麓からワットプラタートドーイステープまでの道を整備した高僧。ランプーン出身のこの人は、北タイ各地で活躍しており、広く尊敬されています。

 

See about クルーバーシーウィチャイ銅像

展望台

道路の各所には展望台が設けられています。はっきりとしたチェンマイ市街の風景が望めることは残念ながら少ないのですが雨の後などは思わぬすばらしい風景が見えることがあります。

 


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現国王の離宮。王族がチェンマイに来られる時はここに宿泊される。庭園が一般に開放されている。これからの季節は残念ながらあまり庭園の花がきれいではない。8:30〜11:30,13:00〜15:30 毎日。タイ人20バーツ、外国人50バーツ。 観光化されてはいるが、モンの人々の生活の様子を見学できる。ケシ博物館などもある。 ドイステープ・プイ国立公園事務所 せり出した崖の脇を小川が流れている。 森のなかのせせらぎがきれい。 一番手軽に来ることができる滝。滝の入り口付近には焼き鳥などを売る店がたくさん出ていて、土日はたくさんの人がピクニックに来ている。 チェンマイの風景を楽しめるレストラン。夜はロマンチック。