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Lumphun Guide

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Lumphun

ランプーンへ行ってみよう
    
(No.4 2002年12月号より)

 ランプーン県はチェンマイの南にある県。ランプーン市はチェンマイ市から約25キロ。市内は城壁に囲まれた東西500m、南北1000mの楕円形をしています。この小さな町は、チェンマイができる以前に栄えていた、モン族の国ハリブンチャイ王国の中心地だった古都なのです。
 ハリブンチャイ王国は西暦6世紀頃、ルーシーワーステープという修行者たちによってつくられたとされています。この国が大きくなり指導者が必要となったので、現在のロッブリーで栄えていたモン族の国ドヴァーラバティー王国の指導者、ジャマテウィー王女を招き、最初の指導者としました。8世紀頃のことだと考えられています。日本はその頃、まだ奈良時代以前。モン族はクメール系の民族で、その頃絶大な力を誇っていたアンコール王朝の支配下で力を伸ばしていました。ハリブンチャイ王国時代の美術には、クメール様式が色濃く見られます。
 ハリブンチャイ王国は女王の指導のもと、先住のラワ族も巻き込んで繁栄しました。しかし、1292年、メンラーイ王によって滅ぼされ、その後メンラーイ王が築いたランナー王国の一部となりました。
 今回は、ランプーン市内の見所を紹介します。歴史あるランプーンを歩いてみよう。

ランプーンでは、ラムヤイ(龍眼:ロンガン)という果物が有名。6月から8月が旬。茶色い皮を剥くと、独特の風味のある透明の果実が現れます。旬の頃には、農園だけでなく、町のあちこちのラムヤイの木に実がたわわに実ります。8月には、ラムヤイ祭りが行われ、ラムヤイの品評会や、ラムヤイ製品がたくさん売られます。ラムヤイを使った製品のなかでも最近有名になってきたのは、ラムヤイのワイン。ワインといえば甘いものだという考えが一般的なタイでは珍しく、どちらかといえば辛口です。好みは人によって分かれるところですが、見つけたら味見してみましょう。一瓶100バーツくらいからです。

 

ランプーン県データ
総面積 4505.9平方km 76県中49位
森林面積 2230.87平方km(47.3%)
農地面積 756.84平方km(16.8%)
年間を通した雨の日 118日間
平均気温 25.9度
人口 406,030人 76県中61位
年間総生産額 2億6千827万バーツ
農業生産 15.3%
工業生産 47.3%
運輸、コミュニケーション 2.1%
小売業 9.3%
サービス業 8.2%
その他 17.8%
月平均収入(1家族につき) 10,231バーツ
   


ランプーン市内見所紹介
ワット・プラタートハリブンチャイ
ランプーンはもとより、ランナータイの人々の信仰を集めている有名寺院。1108年の建立。
 この寺のシンボルともいえる、黄金の美しいチェディは、9世紀 ごろから建て始められ、その後何 度か修復されて15世紀に今の形 になった。様式はスリランカ様式 にハリブンチャイ式のアレンジを 加えたもの。高さ46メートル、 台座20メートル四方。頂上の9 つの輪に使われている金の重さは 68.7kgになると言われてい る。毎年5月の満月の日には、この仏塔を水で清めるお祭りが盛大に行われる。
  境内には、その他仏堂、経典を収める倉庫、大きな青銅のドラをつるした赤い建物などがある。また、南西の角には小さな博物館があり、主に15から16世紀にかけてのランナータイスタイルの仏像のコレクションなどを見学することができる。

ハリブンチャイ博物館
ハリブンチャイ王国時代の歴史や美術品についての展示。小さいけれど、内容は充実している。チェンマイ国立博物館とあわせて見学するとランナーの歴史初期がよくわかる。
9時〜16時 月曜火曜、年末年始とソンクラーン期間は休

インフォメーションセンター
係員のお姉さんが親切にいろいろ教えてくれ、ランプーンについての資料、地図などをもらえる。同じ並びには、ランプーン土産を売る店や食堂がある。8時半〜16時半 定休日なし

ジャマテウィー女王像
ハリブンチャイ王国の女王、ジャマテウィー女王の銅像。お参りに来る人がひっきりなしで、供え物の花輪の絶えることがない。銅像のある広場はランプーン市民の憩いの場。

グーチャーン
ハリブンチャイ王国の時代、ジャマテウィー女王の軍隊に仕え、偉大な功績をあげた象のための墓。白い体に緑の牙を持っていたとされる。その牙はワット・ジャマテウィーに納められているというが、ワット・ジャマテウィーにはそれに関する説明はなく、真意は不明。  後ろにあるチェディはグーマーという名で、同じく軍隊に使えた馬のための墓だと思われる。
ワット・ジャマテウィー
地元の人にはワット・ククットと呼ば れている。
  西暦755年に、ジャマテ ウィー女王の息子たちによって建てら れた。晩年の女王が尼となってこの寺 にいたとも言われている。
  四角錐のチ ェディは、インドのブッダガヤの様式。全部で五段重ねで、一段に3体ずつの仏像が納められている。仏像は、当時の主流のクメール様式。このチェディにはジャマテウィー王女の骨が納められている。他にラッタナーチェディと呼ばれている丸い古いチェディがあり、こちらにもクメール様式の仏像が納められている。

ワット・マハーワン
タイ全国でも有名な、プラクルアン(仏像のお守り)、プラロートランプーンが見つかったことで知られている。境内には、このプラクルアンを拡大した仏像が祀られている。また、境内には、インドから持ってこられた、年中花が絶えることがないアショーカの花の木(トンマーイ・サーラ)がある。お釈迦様の母がこの木の枝を手折った時に、お釈迦様が生まれたと言われている。

プラロートマハーワン。ジャマテウィー女王の時代の作とされている。タイ国内で有名な5つのプラクルアンのうちのひとつ。コレクターなら、何十万バーツの値段がついていても欲しがるとか。

シルク&コットン
花柄を浮き出し模様にした、ランプーン伝統の柄の織物が有名。花模様を中心にして、いろいろな柄で囲むこの模様は、ヨッグドーグと呼ばれる。この柄は、シルクとコットン、両方で用いられる。
  市内各所に様々なお店があるが、一番有名なのはペンシーリータイシルク。店内では織りの実演を見学することができる。緻密な織りのシルクは見ているだけでため息が出る。また、一般の民家で織っているところも見学可能だが、一言ことわり、写真を撮る際も許可を得ること。

若い人はほとんど機織りをしなくなったそうです。次の世代には名産の布はどうなってしまうのでしょうか。

ワット・プラプッタバトタックパー
お釈迦様がこの寺で黄衣を洗い、岩の上に干したことからこの名前(お釈迦様が服を干した寺)がついた。
広大な境内には、黄衣を干した場所や、お釈迦様の足跡などがある。丘の上にはチェディがあり、見晴らしは最高。階段を登ってもよいし、車で頂上まで登ることもできる。

お釈迦様が黄衣を干したという跡。なぜわかるのだろうか。とても疑問だ。この他にも境内には大小たくさんのお釈迦様の足跡がある。

ドーイカモーの聖なる水
死火山のこの山の頂上には、幅約3メートル、深さ約6メートルの火口の跡があり、ここにたまった水が聖なる水として信仰を集めている。毎年5月に行われる、ワットプラタートハリブンチャイの儀式にはここで汲んだ水が用いられる。タイ国王の戴冠式の際にもここの水が使われるそうだ。ふもとからは1749段の階段を登って行く。登りに1時間くらいはかかるので、そのつもりで。日頃の運動不足を実感するにはいいかもしれない。訪れる人は結構いるが、売店などの施設は一切ないので、飲み水などもお忘れなく。火口は金網で囲まれており、女性は中に入ることはできない。

これが火口跡。この中に水が溜まっている。乾季には水位が下がって水も汚く、これが聖水なのかと思うと複雑。でも、この水を汲みに来る人たちはとても多い。

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