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サルウィン河を見に行く

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サルウィン河を見に行く

 サルウィン河。中学校の地理の時間に習った覚えがある。確かミャンマーを流れる河の名前。地図を見るとタイとミャンマーの国境を流れている。ということはタイにいながらにしてサルウィン河を望むことができるはず。タイで国境線を成す河といえばメコン河とメーサイのメーサイ河しか知らない。ぜひ見てみたい、という気持ちが湧き上がり、行ってみることにした。朝9時半チェンマイ出発。

メーサリアン郊外
山に囲まれたこの盆地では稲刈りの真っ最中だった。黄金色のたんぼのあちこちで、人々が総出で働いている。機械はみかけず、ほとんどが手作業のようだった。日本でも数十年ほど前にはこういった光景があちこちで見られたのではないだろうか、と思う。あちこちに植わっているバナナの木がなければ、まさしく日本の風景だ。

サルウィン河
15時、サルウィン河。メーサリアンから約1時間。タイの西の端という看板が立っていた。河に沿って道が続き、河の反対側は山になっていて斜面には民家が建っている。河の水は茶色く濁り、水量はそれほど多くない。だが流れはかなり速いようだ。広い砂の川辺まで下りてみる。ここから、下流の村々を結ぶ舟がでている。12人乗りのけっこう大きなボートだ。時間が決まっているのか、人が集まらないと出ないのか、河を行き交う舟の影はみられなかった。しかし、物を売る人やおしゃべりに興じている人などがいて賑やかだ。河の向こうはミャンマーだが、人が住んでいる気配は感じられない。

メーサームレープ村
 みやげ物屋はさすがにないが、こんなに小さな村なのに人が多い。観光らしい人も何組か見かけたが、ほとんどはここに住んでいる人らしい。それもインド系の人、ミャンマーのタナカを顔に塗った女の子、カレン族の衣装を着た人が多い。あきらかにチェンマイの街中とは違う雰囲気だ。
 道端の食堂のおばさんに聞いてみたところ、この村には、大きく分けてビルマからやってきた人(このなかにはバングラディッシュなどから来た人も含まれる)、カレン族、そして北タイ人の3グループが住んでいるそうだ。宗教も、イスラム教、キリスト教そして仏教の3つがあるということ。村のはずれには小さな教会があり、ちょうど礼拝中。子供たちの賛美歌がかわいらしい。丘の上には仏塔が見えた。イスラム教の礼拝所はどこにあるのかわからなかった。 穏やかなのんびりした村でみんな仲良く暮らしているように見えるが、複雑な問題もあるに違いない。特にミャンマーから来た人たちはタイの国民登録証がなく、この地域から出るのが難しいらしい。歩道の整備のされ方や、看板表示などを見ていると、ここも観光名所として開発しようとしているのがわかる。いい方向に開発されて、ここがいろんな人に知られていくようになるといいのになぁと思う。

河岸に建つ銅像。村の人たち曰く、「こんな銅像に無駄遣いして・・・。別に名物でもなんでもない、普通の魚なのよね」ってことでした。

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